冷えのぼせ!?
- ゆくるん
- 2021年6月8日
- 読了時間: 4分

こんにちは、ゆくるんです。
手足やカラダが冷える、
という方が非常に多い反面、
顔や手足が火照る、暑い
という方も非常に多く見られます。
『冷えのぼせ』
という言葉をご存知ですか?
元々は50代が多かった冷えのぼせ。
今では食生活の乱れや、
ファッションなどが原因により
20代で冷えのぼせになっている方が増えています。
◆冷えのぼせの不思議◆
カラダ全体に感じる冷え症とは異なり、
下半身や手足は冷たいのに、
上半身にカッと暑さを感じるのが
「冷えのぼせ」です。
よく似た症状が更年期の症状です。
冷えのぼせは年齢関係なく起こります。
●冷えのぼせチェック
◎上半身は暑いのに、
お腹や下半身は冷える。
◎手足が熱くなり、頭はボーとする。
◎顔や手の平、足に汗をかきやすい。
◎暖房の部屋にいるとカーッと暑くなり、顔に汗をかく。
◆冷えのぼせの原因◆
冷えのぼせは冷えの一種で、
温度調節がなかなか出来なくなってしまうものです。
筋肉や食事の量が少なく、
カラダがうまく作れない状態にあることです。
自律神経のバランスが乱れ、
血管の収縮や拡張のコントロールができず、上半身に熱が集中してしまうのが原因です。
身体が熱いと感じると、
脳は高温になるのを防ぐため
頭や胸まわりから汗を出し、
熱を放出しようとします。
冷えのぼせを放っておくと、
疲れや肩こりの原因にもなってきます。
自律神経のバランスと、
下半身の冷えを改善することが
ポイントです。
上に熱がこもってしまって
下半身が冷えるのも、
顔や手足だけ暑くて、
カラダの中心が冷えているのも
共通項は
『巡りが悪い』
ということです。
このような状態にカラダがなってしまうと、
ちょっと熱いものを食べて汗が出だす。
上半身だけ暑いので、
頭や背中からとめどなく汗がでてしまう。
また、
ちょっとカラダを動かすだけで、
とめどなく汗が流れてしまうことが起こるのです。
◆かき混ぜてないお風呂を
適温にするには?◆
カラダに過剰な熱がある方は、
汗をどんどんかいて
カラダから熱を追い出せば落ち着きますが、
今回のような
冷えとのぼせが合体している、
下半身が冷えて、
上半身だけ暑いような方は
『かき混ぜていないお風呂』
のような状態と言えると思います。
お風呂をかき混ぜていなくて上が熱々、
下が冷え冷えの時は皆さまどうしますか?
当然ですが、かき混ぜますよね。
私たちのカラダも同じなので、
出来るだけカラダの熱が循環するようにすることが大切です。
◆対策◆
①お風呂に浸かる
38〜40度のお湯にゆっくりつかり
外から温めてみてください。
冷えを感じている方はのぼせやすく、
お風呂に長時間入るのが苦手です。
②食べ物などでカラダの内から温める
なるべく常温または温めたものを食べ、
食材もカラダを冷やすものは避ける。
③適度な運動を心がける
カラダの下の部分、
足首やふくらはぎを中心に
ストレッチしたり、
かかとの上げ下げをしたりして、
カラダの下部の血流を良くしましょう。
上半身も熱がこもらないように
肩をよく回したり、
ラジオ体操で行うような
ストレッチで良いので、
出来るだけ動かしましょう。
座りっぱなしは、
もっとも下半身の血流を悪くするので、
30分に1回、
最低でも1時間に1回は立ち上がり、
下半身をしっかり動かしましょう。
④冷やす場所と温める場所
ほてりを感じやすい
「顔」「脇」「手先」「足先」は、
一時的に冷やして、熱を逃がし、
「首の後ろ」「お腹」「お尻」「足首」は、部分的に温めるとよいそうです。
⑤室温と外気温の差は7度までにする
エアコンの普及により
室内の温度の差があまりなく、
温度変化に対する適応能力が低下していると言われています。
寒暖差の激しい環境にいると
その気温差に対応しようとして、
体は必要以上にエネルギーを消費します。
そうすると自律神経が乱れて、
冷えが進行すると考えられています。
温度変化に対応するには、
服装などで室内と屋外の
温度差を7度以内にして、
体温調節が可能な範囲にとどめるようにするのが、望ましいとされています。
汗が止まらない、
のぼせるというのは一見すると
『熱』の症状で冷やしてしまいがちですが、
実はカラダは
『冷え冷え』という方もたくさんいます。
ぜひ、
カラダの巡りが
全体的に良くなるような運動と、
カラダを冷やさない食生活を
心がけましょう!
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