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免疫の仕組みとは

  • 執筆者の写真: ゆくるん
    ゆくるん
  • 2021年1月19日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、ゆくるんです。


2度目の緊急事態宣言が発出されていますが、一人一人ができるコロナ対策を行い、なんとかこの難局を乗り越えたいですね。


コロナ対策では「免疫力アップが重要」とよく聞きますが、それは「免疫力」をあげることでウイルス予防に効果を発揮するからです。


では、そもそも「免疫」とは何でしょうか?



免疫とは

免疫とは細菌やウイルスから体を守るための防御システムで、

大きく3段階に分けられます。



第1段階:自然バリア

体の表面は皮膚や粘膜で覆われ、病原体の侵入をブロックしている

皮脂、汗、涙、唾液や腸内細菌も自然バリアの一部



第2段階:自然免疫

生まれつき体に備わっている仕組み

皮膚や粘膜などのちょっとした傷や乾燥で病原体が侵入すると、「食細胞」

が病原体を食べて体内にとり込んで殺したり、発熱することで病原体を弱らせる


【主な免疫細胞】

マクロファージ

常に、病原体やウイルスなどの異物が身体に侵入しないかをパトロールしており、体内に侵入した病原体や、死んだ細胞も食べて消化する体内の掃除屋と言われ、体の組織内あらゆる部分に存在している


NK細胞(ナチュラルキラー)細胞

全身をパトロールしながら、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ次第攻撃するリンパ球の一種で、一般的にリンパ球の10~30%を占めている


樹状細胞

病原体などを体内にとり込んで殺すと共に、病原体の目印となる抗原をT細胞などほかの免疫細胞に伝える役割がある



第3段階:獲得免疫

自然免疫では排除できない病原体やウイルスなどの異物を排除するシステムで、病原体の抗原を認識し、抗体を生成し攻撃する


【主な免疫細胞】

T細胞

樹状細胞が抗原を示すと情報をキャッチし、さまざまな細胞に病原体を攻撃するよう命令をだす、免疫システムの司令官的役割


B細胞

侵入した異物が危険なものであるかどうかを判断し、病原体の抗原を探し出して攻撃する抗体を作り出す役割がある



他に、自然免疫細胞マクロファージは、異物排除に適した抗体を作らせたりするなど、獲得免疫の働きをサポートする役割も果たしています。



このように私たちの体は病原体やウイルスから3段階で撃退され、強力に守られているのです。

免疫力アップというのは、体にある防御システムを強固にすることなんですね。


免疫力を高める方法はまた次回のブログで♪



この冬は、コロナウイルスやインフルエンザウイルスに負けない防御システムを作りあげましょう!


 
 
 

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